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KAT-TUN「Ask Yourself」レビュー

みなさんあけましておめでとうございます。

今年も更新していきたいと思うので、是非ともよろしくお願いいたします。

 

今回は自分が実は小学のころから大好きなKAT-TUNの昨年リリースしたシングル「Ask Yourself」をレビューしたいと思います。

 

本ブログ初のシングル作品レビューです。

 

かなりというかもうすぐ発売から1年というタイミングでこの作品をレビューするのですが、近いうちに昨年リリースのアルバム「CAST」もレビューをしたいと思うのでその前座のような形でレビューします。

 

 

著作権等の問題によりジャケット写真は割愛させていただきます。)

 

概要

KAT-TUNは2001年結成され、2006年にデビュー。

しかし度重なるメンバー脱退などにより、2016年5月1日から充電期間に突入し、それぞれの個人活動を主に行っていた。

 

そして約2年の時を経てKAT-TUNは2018年1月1日、「ジャニーズカウントダウン」内にて再始動を発表した。

 

そして本作が再始動後初めてのシングルリリースであり、3人体制としても初めてのシングル作品だ。

 

初回限定盤、通常盤/初回プレス仕様、通常盤の3形態によるリリース。

初回限定盤は特殊パッケージ仕様となっており、結構かさばるしようとなっている。DVDも付属されており、「Ask Yourself」のビデオクリップ(俗にいうPVだがKAT-TUNの所属レーベル「J Storm」所属アーティストの場合このような呼ばれ方がされている場合が多い。)とメイキング映像が収録。

 

通常盤/初回プレス仕様は3人それぞれのソロ曲が収録。

 

通常盤にはタイアップ曲含む3曲のカップリング曲が収録。

 

オリコンチャートでは、初週1位を獲得するも、売上は活動再開前及び4人体最後のシングル「UNLOCK」を下回る記録であり、歴代ワースト3位の売上枚数となった。

売上が振るわなかった理由として考えられるのは、1番はリリースがドラマ放送終了後であったことが考えられる。

他の理由としては、発売後の同週に東京ドームでの再始動後初のコンサートがあることによりいつもより買う人が少なかった、同週に売上の高いアーティストのリリースがなかったためファンがあまり買わなかったなどが考えられる。

 

収録内容・楽曲紹介・感想

共通収録

1.Ask Yourself

作詞:川口進・MiNE、作曲:MiNE・Marta Grauers、編曲:立山秋航

亀梨和也主演「FINAL CUT」主題歌。

ミステリアスな雰囲気をもちつつ、それでもどこか開放感の感じられるダンスナンバー。

打楽器などは打ち込みだが、アルバム「CAST」のクレジットによるとストリングス、ギターの音は生演奏と記載されている。

歌詞はドラマの世界観はもちろん、今の彼らにピッタリのような前向きなメッセージが綴られている。

近年のKAT-TUNらしいクールかつセクシーな曲だが、新鮮な雰囲気を感じられる楽曲だ。

 

通常盤/初回プレス仕様

2.Wonderful World(Vo.亀梨和也

作詞:亀梨和也、作曲:Stephan Elfgren・Justin Reinstein、編曲:Stephan Elfgren

亀梨和也出演「Going!Sports&News」2017年度(4月から2018年3月)テーマソング。

この番組のタイアップは開始当初からKAT-TUNが担当していたが、2017年度はKAT-TUNは充電期間であったため、亀梨のソロ曲として新たに書き下ろされたこの曲が使用されていた。

ストリングスが特徴の爽快な応援ソング。

亀梨自身が作詞している。

タイアップのため彼のソロ曲には今までなかった曲ではあるが、シンプルで元気の出る曲だ。

3.俺メロディ(Vo.上田竜也

作詞:根本宗子・大森靖子、作曲:大森靖子、編曲:鈴木大記

上田竜也主演舞台「新世界ロマンスオーケストラ」挿入歌。

ドラムに凛として時雨ピエール中野、ギターに9mm Parabellum Bulletの滝善充、ベースにMY FIRST STORYのNobというかなり豪華なメンツが参加している。

ミュージシャン陣から予想できる(?)ハードロックナンバーである。

彼の最近のソロ曲のようなロックナンバーであるが、舞台の世界観に寄せており、歌詞には挿入歌として使用された舞台のタイトルに出て来る新世界も登場している。

こういう楽曲は最近のKAT-TUNの曲にないから久々にグループとしてもこのようなロックサウンドな楽曲が来てほしいと思った。

4.The Way(Vo.中丸雄一)

作詞:松村豪、作曲:LASTorder、編曲:LASTorder・川端正美

中丸雄一の一人舞台「中丸君の楽しい時間2」劇中歌。

中丸のソロ曲としては久々に自身が作詞を手掛けていないナンバーとなっている。

おしゃれでキュートなアレンジが印象的なミディアムナンバー。

僕自身、KAT-TUNの中では中丸が好きであり、歌声も彼が一番好きだがこの曲は彼の声もしっかり活かされていてかなりよく感じた。

 

通常盤

2.Sweet Birthday

作詞:hartog・MiNE、作曲:Christoffer Lauridsen・Jimmy Claeson、編曲:佐々木博史

JR博多シティ7周年イメージソング。

恐らくKAT-TUN初のバースデーソング。

大人っぽいおしゃれな曲。「RUN FOR YOU」のカップリング曲の「SWEET CHAIN」のような曲。

これまでにないような曲を再始動1発目のシングルのカップリングにするのはとてもいいなと思う。

3.FUNtastic

作詞:坂室賢一・BUBBLES、作曲:Takuya Harada・King of slick、編曲:清水哲平、ブラスアレンジ:井上泰久

日本テレビプロ野球中継「FUN! BASEBALL!!」テーマソング及び「Going!Sports&News」2018年度テーマソング。

軽快なブラスアレンジが印象的なファンキーな楽曲。

これまでのKAT-TUNっぽさは全くなく、このタイアップの曲でも新しいと思う。

アンコールなどで定番になってほしい1曲だ。

4.Real Face#2

作詞:スガシカオ、作曲:松本孝弘、編曲:CHOKKAKU

デビュー曲「Real Face」の新録バージョン。

歌割なども大幅に変更されており、元メンバーの田中聖脱退後、彼の担当していたラップのパートはカットされていたが、新たに書き下ろされ、3人全員が担当している(上田がメイン)

尚、誰がラップ詞を手掛けているかは記載されていない。

楽曲のアレンジ等は特に変わっていない。

ニゾンは正直原曲と比べややワイルド感がなくなっているように感じるが、ラップ、ボイパを録りなおしているというだけで素晴らしく感じてしまう。

そして個人的にこの再録は続けてほしいと思う。「SIGNAL#1」「僕らの街#1」のように。

 最後に

読んでいただきありがとうございます。

 

KAT-TUNは個人的に捨て曲が全くないグループだなと思っていたが、本作を聴くとよりそれを感じられるなと思った。

 

次作も楽しみだ。